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冬の養生法〜その②食6氣3薬1〜

いつもブログをご覧になって頂きありがとうございます!

 

マツオ十字堂薬局の薬剤師、西川 彩花(あやちゃん)です🌼

 

昨日今日は初仕事という方も多いのでは?

通勤の際は、風邪と寒邪の入りやすい首・手首・足首の露出を控えてしっかり防寒対策を✨

 

そして、今週末は2連休だよ〜♫

という方は、是非温泉に行かれてみてはいかがでしょうか♨️

 

実は、温泉は五行の気を全て満たす事が出来る最高のエネルギーチャージスポットなんです🌟

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温泉は「水」が主体となっており、さらにそれが暖められているので 「火」、そして地下からわきでるときに 「土」 と「鉱石 (金)」 の成分を吸収しています。
また、露天風呂ならば周りには 「木」 が生えていますし、露天でなくともヒノキ風呂など、木を使ったお風呂が多くあります。

 

でも五行って何ぞや?

 

第2回目のブログで陰陽のお話をしましたが、

その次に生まれたのが、

 

木・火・土・金・水

 

の五行である5つの要素です。

 

これらは人を含む自然界の全てのものを構成し、互いに助け合ったり、抑制し合って、天地万物が変化し循環していく

という考えが中国最古の医学書『黄帝内経』の「素問」に記されています。

 

昔々、日常生活が常に自然の脅威にさらされて生活していた中国北部の遊牧民族は、自然現象にとても敏感でした。

 

このような環境から、天体の運行、季節の変化などの知識が豊かとなり、自然と人体の関連を融合的に考えるようになり、それが自然哲学へと発展したのです。
そして、自然現象と人体の生命現象の関わり合いを論じ、万物を相反する二要素で認識する「陰陽論」と

さらにあらゆる現象を「木・火・土・金・水」の五要素による移り変わりとバランスで論じる「五行説」が生まれました。

 

この「五行説」とは、

 

人の身体にも関わりが深く、

 

肝・心・脾・肺・腎

の五臓

 

胆・小腸・胃・大腸・膀胱 + 三焦

の六腑(あれ?一個増えました笑。秘密はまた次回♫)

といった、機能や働きに分けられます。

 

前回もお話ししましたが、いつも自然界のエネルギーは私達に悪さをするわけではありません。

寧ろ、日常から解放されて、五臓六腑に癒しや元氣のパワーを与えてくれる事もあります。

 

温泉だけでなく、海や山などで御当地のグルメや工芸・芸術、文化、地元の人との心に触れて英気を養う事で、

自然のエネルギーをバランス良く吸収して、健やかな心身を手に入れて下さい❣️

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さて、大寒に向けた冬の寒さ対策パート②についてお話したいと思います❄️

 

前回は、生気(抵抗力、自然治癒力)を満たしていれば、季節毎の病気になる原因から身体を守る事が出来る❗️とお話しましたね。

 

まず、冬の病邪は

風・寒・燥です。

 

これらによって起こりやすい症状は、

風邪

インフルエンザ

低体温

四肢・腹冷感

ほてり

高血圧・糖尿病・前立腺炎などの悪化

があげられます。

 

風邪(ふうじゃ)は、

鼻や頭など身体の上部や皮膚などに不調を起こす流動的な気流。

寒邪は、

気温の低さや冷たい飲食物の摂取過多、雨、急な気温差など 陰気が強いと生じるので、陰邪とも。

燥邪は、

空気の乾燥を指し、身体の粘液などの潤いを奪い、鼻・唇・口の中は乾燥する。咳を起こし、ほてりや便秘を生じる。

 

これらは、それぞれ、

風…春

寒…冬

燥…秋

に最も強くなる邪気です。

 

例えば、秋から持ち越した咳が治らないまま、冬の寒さで身体が冷えて気分まで落ち込み、春に花粉症の鼻水が止まらなくて身体がボロボロ・・

 

なんて事にならないように、

前後の季節の変わり目にも意識をする事が大切なんです。

 

ではやっと本題。

どうやって生気を満たすのか?

何か病院で処方された薬を飲むの?

 

薬剤師としては、その方がお金になるかもしれませんが、それは違います。

 

食6 氣3 薬1

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私の漢方の師匠から教わった言葉です。

 

医食同源、という言葉も示すように、

身体の病邪への生気、抵抗力を上げるためには

 

食事の影響が大きな割合を占めます。

 

 

漢方では、私たちの体は「先天の気」と、「後天の気」の2つの正気によって、健康の強さが決められると考えます。

先天の気とは、親からもらった遺伝的な体質で、後天の気とは、毎日、食べ物や飲み物、生薬などで摂る栄養のこと。

なので、生まれつき体の弱い人でも、食事に気を配ることで、丈夫に成長することができるのです。逆に丈夫な体質の人でも、不摂生を続けたら健康を維持できません。

 

 

身体を温める食べ物は、

かぼちゃ、ニラ、ネギ、生姜、にんにく、紫蘇、大根など

意外かもしれませんがお酢も身体を温めます。

食中毒予防にも、これらの陽の気を補い免疫力を上げましょう。

 

 

燥対策には
ゆり根、ヤマイモ、里芋、白菜、梨、豆乳、甘酒(米麹から作ったもの)など身体に潤いを与える白っぽい物を取りましょう。

 

昆布は滋養作用が強いので、鍋や味噌汁の出汁を取ったら捨てずに食べましょう。

 

簡単な方法として、咳が治らない方は、

温めた豆乳に蜂蜜を入れて朝飲んでみましょう。

 

咳も冷えも酷い方は、

かぼちゃを入れた甘酒に、少し豆乳と黒酢を入れて飲むとヨーグルトみたいなスペシャルドリンクが出来ます。

 

是非お試しあれ♡

 

 

ただし❗️

 

この季節はどうしても寒いからと家でゴロゴロ
出来れば暖房のきいた部屋から出たくないとじっとしていて、結果食べ過ぎとなります。

 

冷えた胃腸にいくら身体に良い食べ物を沢山与えても、

それを消化して栄養にし、それを吸収して全身に巡らすパワーが無ければ

生気は身体に満たされません。

 

寧ろ、痰湿という消化不良のゴミが溜まって体が重くなってしまいます。

 

鏡を見て舌が白〜黄色の苔でいっぱいになっている方は、前の晩に食べ過ぎ、飲み過ぎませんでしたか?

 

 

なので、運動も大切です。

 

これが氣3の部分。

 

室内で出来る運動としてはヨガもお勧めですが、

 

通勤時に階段を使う、

30分に一回デスクから移動して

背伸びや足首回し、腰ひねりをする

休日奥さんと買い物デートに街へ出かける

 

なんてシンプルなもので大丈夫です。

 

 

気の巡りが良くなると、

気持ちもハッピーになって

お仕事もはかどりますよ♫

 

つまり、食べて動くカロリー消費の仕方ではなく
動いてカロリー消費してから
食べるようにすると
氣巡りが上手にいきます。

 

この食・運動の養生は「行動を変える」ことが
最重要ポイントです。

 

漢方を飲んでいる方も、季節ごとの養生をするかしないかで、効果に大きな差がでます。

 

漢方と養生と自然治癒力は三位一体なのです。

 

でも大丈夫。

 

身体は日々生まれ変わっています。

まさに、動的平衡なのです。

 

不養生だったなぁと思えば、次の日デトックスすれば良いんです!

 

意識を持ってすれば行動は少しずつでも変わっていきます。

 

自分で継続出来ないと思ったら、是非薬局に遊びに来て下さい。

 

一人で悩まず、まずはご相談を😉

 

あなたの自然治癒力が世界で一番の医師、あなたの身体が世界一の病院です😊

 

今日も身体に感謝しましょう🍀