NHK人体「生命誕生の神秘〜母と子のミクロの会話」を見て
3月18日21時〜放送された、NHKスペシャル「人体」“生命誕生”見えた!母と子 ミクロの会話
ご覧になりましたか?😊
終始、「ウワァ、すごーっ」
と興奮して見ていた私。
赤ちゃんとお母さんのミクロレベルでの会話、共同作業にやっぱり妊娠、出産は奇跡の連続なんだなぁと感動しました❗️
でも冒頭で、山中さんとタモリさん、赤ちゃん抱っこがあまり似合ってなくて笑えましたね・・笑
このタモリさんの子宮バーもシュールで面白かった😂
私もあなたも、はじまりは、たった一つの”受精卵”。
私達が母親の胎内で過ごした約280日の間で、この複雑で神秘に満ちた精巧な体はいかにして形作られてきたのか?
そんな命の軌跡を辿る旅に思いを馳せてみましょう。
卵子がリンゴサイズとすると、
精子は米粒サイズ。
そして赤ちゃんは10月10日で、
リンゴから500mに!!
(ゴジラ五匹分)
凄い事になってますね、子宮の中は!
新しい命。
それは受精卵の中で、父親の遺伝子情報をもつ染色体と母親の染色体が合わさったときからが、始まり。
これを、発生といいます。
そのおよそ2時間後に受精卵は分裂を開始、赤ちゃんの体づくりが始まり
5日頃には受精卵は100個程に分裂、胞胚という状態になり着床の準備を始めます。
12日頃には、受精卵が子宮に着床。
そのため、妊娠4週目(発生から2週目)頃、検査薬でhCGが尿中から検出されると妊娠陽性となります。
hCGが伝えるのは「ここにいるよ!」という、受精卵から母親へ向けたメッセージ。
母親の卵巣などに働きかけ、その結果、子宮の内膜が厚くなり、受精卵が根付くことができます。
他にも、妊娠維持のためのエストロゲンの原料を、胎児の臓器から分泌させたりもします。
そして、受精卵は分裂を繰り返しながら、さまざまな種類の細胞に。
私たちの体を構成する細胞は名前がついているものだけでも200種類以上。
心臓の筋肉の細胞、目のレンズの細胞、血管の細胞など様々です。
メッセンジャー物資の
「WNT ウィント」や
「FGF エフジーエフ」によって
心臓や肝臓の細胞に分化していきます。
このようなスイッチがひとつ入ると、最初は1つの細胞だけでネットワークのない世界ですが、次々にスイッチが入り、それによってさまざまな細胞が生まれ、臓器が形作られていくのです。
まさに“ドミノ式全自動プログラム”
そして、
子宮の中の神秘
母と子の“ミクロの会話”
赤ちゃんとママの命綱、へその緒。
生まれる時には500gにもなるこの命を育む太い絆は、酸素や栄養、ホルモン、不要な老廃物のやりとりをしています。
そして、胎盤は受精卵の一部が分かれてできたもの。赤ちゃんの一部です。
胎盤は、
子宮血管=“恵の窓”
から降り注ぐママの血のプールに
赤ちゃんの絨毛=“赤ちゃんの木”が浸かっていて、直接血が混じることはありません。
そして子宮から胎盤、そして胎盤から子宮へと、60種類以上の”メッセージ物質”が送られていることがわかってきました。
妊娠初期の赤ちゃんの木は、
「もっと大きくなりなさい」
とお母さんからのメッセージによって枝や幹を成長させていきます。
そして、新しくわかってきたママが身体を張って赤ちゃんを育んでいる新事実。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校のスーザン・フィッシャー教授の研究によると、人間の赤ちゃんが大きくなるために必要なのが、お母さんの子宮の血管・「らせん動脈」の劇的な変化。
その変化を引き起こすのは、赤ちゃんの木にいる赤ちゃんの細胞です。木が伸びて子宮の壁に到達すると、赤ちゃんの細胞が子宮に向けて移動を開始。そして、母親の血管(”恵みの窓”)に侵入し、その血管の壁を突き破るのです❗️
すると子宮の血管の直径が妊娠初期の10倍に広がり、大量の血液が赤ちゃんに送られて、赤ちゃんが大きく育つことができると考えられています。
なんと、これらは人間や人間にごく近い仲間(ヒト科)に特徴的な現象。
脳を発達させるために、進化したと考えられています。
先日、モラロジーという道徳学を学んできた子宝カウンセラーの松尾先生から、
「誕生日は、お母さんが痛い思いをして産んでくれた日だよ。だから、お母さんに感謝を伝える日なんだね。」
と教わりましたが、
こうやって勉強をしたり
友達との楽しい思い出を思い返す事が出来たり
春の花を愛でたり、思っきり笑ったりできるのも、
私達のお母さんが、命の恵を削っておすそ分けしてくれたからですね🌸
5月13日は母の日🌹
いつもより、少し素直に。優しくしてあげたくなりませんか??☺️
🌸告知🌸
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一般社団法人「統合医療生殖学会(旧 子宝カウンセラーの会)」の事務局長兼理事
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